社会人大学院生の記録

東京在住の社会人(31歳・8年目)が2021年4月より社会人大学院生として新生活をスタートする様子を好き放題書いてみます。同じような境遇の誰か1人でも助けになれば、自分としては100点満点です。

Episode 2 大学院の入学試験

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3月某日 入学選考試験当日

 

コロナ禍ということもあって、オンライン面接である。

正直言って、毎日のようにオンラインで打合せをしているので、緊張感は皆無と言っても過言ではない。この面接で会社でのキャリアが決まろうとも、だ。

 

一応スーツは着た。上半身だけ。

下半身は部屋着の短パンである。もし面接中に、「立ち上がってください」なんて言われようものなら、即座にアウトである。

 

このように自分で程よい緊張感を作り出し(?)、その時間を迎えた。

面接官は女性2人。事前に大学院のHPで教員の顔と名前はインプットしていたので、何を専攻している先生かはすぐに分かった。まぁ、分かったところで専用のアンサーを用意している訳ではないのだが。

 

 

結論から言うと、「おや、そんなもん?」だった。

いや、これでもし落ちていたら笑い話にもならないのだが、ものの10分で面接は終了したものだから、ちょっと拍子抜け。

 

 Q. 大学院で何を学びたいか

 Q. その学びを自分のキャリアに今後どう活かしたいか

 Q. 今の仕事はどんな仕事か?(これは事前提出レポートに書いてある自分の仕事がちょっと特殊だった為、恐らく興味で聞いたのだろう)

 Q. 何か質問はあるか?

 

以上。基本的にこれだけ。

100点満点な回答が出来た自信は無論無いが、しかしこれで落ちたとしたら何が悪かったのか教えてほしい。と言いたくなるくらい、淡白な面接であった。

 

 

さて、結果は明日分かるとのこと。

やはりこれもコロナ禍ということもあって、オンラインで公開である。合格番号を掲示板に張り出して、合格者をアメフト部が胴上げする、所謂 "掲示板おめでとうパワハラ入部勧誘スタイル" ではない。ちょっとガッカリだ。

 

とりあえず、明日合格したらmixiで「〇〇大学院合格した人集合(^^)/」というグループでも作ろう。

 

 

古いって?僕もそう思います。

Episode 1 社会人大学院生になっちゃう

このブログは、31歳の社会人お兄さんが大学院に入学し、社会人大学生として卒業までの2年間を徒然なるままに記録するものである。

 

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2月。この時期の不意な上司からの呼び出しは精神を揺さぶる要因の一つである。

 

3月度決算で4月が年度始まりの当社は、2月上旬から異動・転勤の噂が立ち始める。

ターゲットが自分であっても、噂のまま終わることが多いが、予期せぬタイミングで告げられることも珍しくない。

 

ー 2021年2月5日金曜日 19:00頃 ー

 

 上司「ちょっといい?」

 

 ぼく「なんでしょ」

 

 上司「悪い知らせと爆弾があるんだけど、聞く勇気ある?」

 

ほら来た。ありますとも。むしろ待ってました。

 

 上司「じゃあまず悪い知らせなんだけど、(中略)という訳なんだ。宜しく」

 

どうやら工事現場で問題が起きたらしい。正直現場で問題なんて日常茶飯事。特に心揺さぶられる報告でもない。

そうそう、ぼく、建設会社に勤めてる営業職です。総合建設業、所謂ゼネコンとディベロッパーの中間のような、ちょっとニッチな建設会社。

 

 ぼく「それが悪い知らせとは、見くびられたものですね。全然余裕っす」

 

 上司「お、いいね。じゃあ爆弾も聞く勇気ある?」

 

どうせたいしたことないだろうと高を括ってました。まぁビビってたところで結果は同じなんですが。

 

 上司「お前、4月から大学院生だから。決定ね。」

 

決定とな。聞くところによると、会社役員からの推薦らしい。それは素直に嬉しい。

決定とは言うものの、勿論入学試験はある。入学金、授業料等を会社が負担することが"決定した"ということ。

 

入学(予定)大学院は東京の某私立大学院。大学院は研究の専門機関なので偏差値どうこう比べるものではないが、大学で言うと"MARCH"以下"大東亜帝国"以上。つまりそういうこと。

 

専攻は経済学であり、経済学の中でも実務的なコースを履修することになる。

1学年100人に満たず、その90%が社会人で占める特殊なコース。全国の国家公務員、自治体職員、民間企業人が参加する、かなりビジネスライクな大学院のコースである。

 

渡された資料を見ると、願書提出が2月中旬。今日(告げられた日)は2月5日。

 

・・・ん?心の準備期間は?

 

 ぼく「がんばります!」

 

我ながら立派な企業戦士である。

 

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そして迎えた本日、願書を提出してきた。

約10年ぶりに入学試験要綱なるものを熟読し、諸々の提出資料を準備。これが少し厄介。

 

履歴書はそつなく準備出来たものの、これは大学院の入学申込。当然、大学での成果表明が求められる。

 

 『大学の卒業論文(研究)のテーマ及び内容を簡潔に記載してください』

 

 

知らん!覚えとらん!

 

 

とは流石に書けない。

 

当時の資料をタンスの奥から引っ張り出し、記憶を探りながらなんとか書き上げて提出。出来栄えはお察し。

 

他にも卒業証明書、成績証明書、研究計画書、レポート等々、これだけでも日々夜遅くまで仕事をしている身としては中々の手間である。

 

提出したあとは3月の入学試験を待つのみである。

入学試験は、オンラインでの面接。一般受験だと他にも課題があるようだが、社会人受験だと面接のみで良いようだ。これは助かる。

 

さて、面接のイメージトレーニングでもしながら、Episode 1の締めくくりとしよう。

 

この連休には髪でも染めてみようか。

 

4月には、社会人大学院生になっちゃうのだから。